高齢かつ腎臓疾患のある悪性リンパ腫(DLBCL)患者への中枢神経浸潤の治療の判断について
person70代以上/女性 -
子宮原発の悪性リンパ腫(DLBCEL)の高齢(80才以上)の、既往症として腎臓疾患(eGFR:28~40)と変形性股関節症、腰椎すべり症の有る患者です。
R-CHOP療法を6クール予定して、3クールを予定通り実施していました。
原発の腫瘍も順調に小さくなってきておりました。
その間、疼痛や歩行困難な状況とステロイドの投与と減量を繰り返しておりました。
3クール終了して、17日後に左足のしびれ、力が入らない捉まり立ち歩行、杖歩行等の状態になり、外来通院したところ、一旦、入院になりました。
この時点で、CNS浸潤の疑いとして、髄注(MTX‐Ara-C+DEX療法)を実施したところ、翌日足が軽くなり歩行可能な状況になりました。
この結果を踏まえ、CNS浸潤の疑いが強まり、大量メソトレキセート療法の提案がありました。
一旦、eGFRの21~28の改善と骨髄検査(バルーン)結果をもとに実施するかの判断をすることになりました。
脳脊髄液 採取法
判定:Class2
判定:陰性 の結果が出ました。
eGFRも38になり、この時点で、CNS浸潤の疑いが強いとの判断で、大量メソトレキセート療法の推奨すると判断を下したのですが、陰性の場合でも疑いがある場合は、大量メソトレキセート療法を実施する場合はあるのでしょうか?
また、eGFRも20台で推移していた患者が、38に改善したとは言え、同意書にサインすべき状況なのでしょうか?
髄注(MTX‐Ara-C+DEX療法)を実施して左足が軽くなったのは、CNS浸潤しているから効果があったのでしょうか?
高齢者で、腎臓もあまりよろしくない患者のことを考えた場合、一旦保留したりR-CHOP(4回目)を単純に実施するなど選択肢はないものなのでしょうか?
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