認知症と肺気腫のある高齢者の股関節骨折
person70代以上/男性 -
85歳男性。一週間前に入所施設にて転倒し、翌日より高熱がでて救急搬送され入院し、その際に大腿骨頚部骨折があることがわかりました。骨折部位は大きくズレていたそうです。CRPが高く、熱もあったので、しばらくは抗生物質を投与する内科的治療をしていた様です。
本日、内科の医師からは、炎症が治まってきたので点滴はやめた。整形外科の医師の話を聞いて、手術をするかしないか決めるよう告げられ、整形外科の医師からは手術をしないことを勧められました。炎症を治すのに日数がかかった。骨の手術は5日以内にするのが良いが既に一週間経っている。入院前にすいすい歩いていた人なら可能性があるが、入院前も時々車椅子に乗っていた人が手術しても歩けるようになる可能性は低い。
手術にあたって、
肺気腫であることが問題というよりは、認知症であるので、手術をしたあとのリハビリができないだろう。手術をしても、注意事項が守れず、脱臼の可能性も高いと。
確かに、認知症のため、注意事項を忘れてしまうでしょうが、もともと、トレーニングするのは好きな父なので、リハビリは頑張ると思うのです。
温存療法を選んで、ずっと痛みを耐える日々では、認知症に重ねてさらに介護への拒否行動が増える気がしてなりませんが、本日のところは手術しませんと伝えてきてしまいました。
多少のリスクがあっても手術をしてもらったほうがよいのではないかと思うのですが、85歳ではやはり、温存療法しかないのでしょうか?余命も少いのであれば、例えば苦痛の一年より、痛みの少い半年のほうが本人の為と思いますが如何なものでしょうか。先生方のお考えをお聞かせ下さい。
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