直腸カルチノイド生検結果について
person40代/男性 -
先日、直腸カルチノイド5mmについてご相談させて頂きました。
生検結果が出ましたので、先生方の所見をお伺いできればと思います。
病理診断書(組織診)
○受付8/24
診断
See description.
所見
軽度のびらんと再生性変化を示す直腸粘膜です。上皮に異型は見られません。粘膜内〜粘膜下にかけて小型円形細胞の集簇の目立つ領域を見ます。HE標本上はリンパ球もある程度混在してることが考えられますが、一部にリンパ球よりやや大きい円形細胞も見られ、免疫染色による検討を要すると考えます。
推奨される免疫染色:CD56, Chromongranin A, Synaptophysin, CD45
○受付8/31
診断
Additional report.
Group-1, proctitis, biopsy
所見
以下の免疫染色を行いました。
小型円形細胞の集簇はCD45陽性のリンパ球であり、Chromogranin、Synaptophysinはいずれも陰性でした。ki-67の発現もほとんど見られず、腫瘍性変化は指摘できません。
Group-1とします。
No malignancy.
担当医の方は、がんとかではないから、1年後の再検査で問題ないと仰っていましたが、これはカルチノイドではないのでしょうか?
ki-67の発現もほとんど見られず、ということは、わずかには見られたということで、それならば悪性腫瘍はあったという意味ではないのでしょうか?
また、生検が小さすぎたために十分な診断ができなかった可能性はありませんか?
担当医の方は、画像を見る限り、カルチノイドの特徴があったと仰っていました。
念のため、大きな病院を紹介して頂き、ESDで病理診断して頂くことも視野に入れるべきでしょうか?
よろしくお願い致します。
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