胸腺腫の治療について
person70代以上/女性 -
72歳の母親です。今年7月下旬にCT検査で左胸に腫瘍が見つかり、受診先の大学病院の外科医師、またセカンドオピニオンをお願いした病理専門医の所見はともに「CT画像を見る限り、癒着は認められず、形状的に悪性の可能性は低い」でした。大きさは6.4(ろくてんよん)センチ。その後、四カ月半ほど経った12月中旬の大学病院でのMRIでは「大きさは変わっていない」とのことでした。
大学病院の医師は「悪性でなくても今後腫瘍が大きくなると心臓付近の血管を圧迫する可能性があり、その場合手術による摘出ができなくなる。手術可能な今のうちに摘出したほうがよい。しかし手術を選択するのはあくまでも患者本人の自由です」との見解です。
ただ母親は一年前に発症したコロナ後遺症などの影響で体力が極めて低下しており、本人は手術やその後の入院を含めて体力的に強い不安を抱き、難色を示しています。
一方、セカンドオピニオン先の病理専門医は、CT画像の所感として「形状的に長い時間を掛けて大きくなった良性の胸腺腫と思われるため、今後も急に大きくなることは考えにくく、無理に摘出せず、半年に一度程度のCTやMRI検査で経過観察してはどうか」との見解です。母自身もそのようにしたいとの考えです。
大学病院医師とセカンドオピニオン先の医師の見解が若干異なりますが、患者側としてどのように受け止めたら良いでしょうか。
また一般的な見識として、胸腺腫の肥大を抑えるための日常生活上の心掛けなどはあるのでしょうか。また逆に肥大を進めてしまうような因子や要因はあるのでしょうか?
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