前立腺癌全摘手術後の救済的放射線療法について
person50代/男性 -
57歳の男性です。
昨年8月にPSA24で前立腺癌が発見され、11月に全摘手術を受けました。
術後の病理診断は、pT3aで、リンパ郭清が出来なかったこと、断端陽性、導管内癌などが気になります。
術後3か月後のPSAは0.054。ちょっと高めとのお話でした。
術後4か月後は、0.059。6か月後は0.052、9か月後は0.068、1年後は0.088でした。
放射線療法が出来る病院に転院し、2回連続で上昇したので、数値的にはまだ余裕はあるとの話でしたが、心配なので放射線療法を受けることになりました。
私はリンパ節郭清が出来てない、断端陽性、導管内癌を心配し、転移がおこる前に完治を目指して放射線療法を受けたいと思いました。なので全骨盤照射と局所照射の両方をやる方法の放射線療法を希望し、泌尿器科主治医もその考えを汲んで、放射線医師にも技術的に可能なことを確認してあると言ってくれました。ただ、放射線医師に面会したところ、全骨盤照射は技術的には可能なものの、現状強く推奨はせず、まずは局所放射を勧めるとのことでした。
その理由について、先生方のご意見を伺い、今後の治療を決めたいのでよろしくお願いします。
1:子宮頸がん等と違って、前立腺癌はそれほど骨盤リンパに転移するとはいえない。リンパ節郭清もサンプリングみたいなもので、出来なかったことをそんなに気にしなくてよい。
2:前立腺癌はリンパ節を経由せずに遠隔転移することも多いので、導管内癌があるといっても、骨盤のリンパ節だけ疑って照射してもその価値はいか程か疑問。
3:CT画像上、肉眼的に骨盤リンパ節の増大が1年前と比べて確認できないから局所でよいのでは。
副作用も心配ではありますので、勿論過剰な治療はしたくありませんが、治癒の為に価値が高いなら全骨盤照射も考えたいです。
よろしくお願いします。
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