妊娠中(11週)のチョコレート嚢胞、手術するかしないかの選択
person30代/女性 -
妻(31歳女性)が現在妊娠中(11週)です。
チョコレート嚢胞があり(右7.9cm✖︎5.2cm、左3cm)
本日医師から開腹手術をお勧めすると提案を受けました。
理由として
1、チョコレート嚢胞の大きさと
2、下記の医師から内容
私と妻で話し合った際、手術をするリスクとして術後の子宮収縮による流産のリスクが気になること、不妊治療を1年間行い、やっと2度目の体外受精でこの妊娠ができたこと、またしない場合でもチョコレート嚢胞が縮小する可能性、無事出産できる可能性を考えて、手術すべきかどうか非常に迷っています。
医師からも難しい選択ではあるが手術をおすすめはするとは言われ、術後の流産のリスクは経験上1割以下と言われました。
また、以前別の医師からはこのまま妊娠することが理想的であると言われ、1年以上不妊治療を続けてきた事もあり、今回の提案が不安な部分もあります。
医師の診断内容
右卵巣に7.9x5.2cmの単房性腫瘤を認めます(図1)。内部は「2強調像・脂肪抑制T1強調像で高信号を示し、出血成分を疑います。内膜症性嚢胞を疑います。
嚢胞内に複数の壁在結節を認めます(図2)(図3)(図4)。境界明瞭で形態は様々です。T2強調
像で不均一な信号、「1強調像で低信号、拡散強調像で軽度高信号、ADC軽度低値を示します。胎盤とは類似した信号です。
脱落膜化した異所性内膜をまずは疑います。画像のみで悪性の明確な否定は難しいです
が、著明な拡散低下や壁外浸潤は指摘できず、強く疑うとまでは言えません。
左卵巣にも3cm程の嚢胞性腫瘤を認め、脂肪抑制T1強調像で一部高信号を示します(図5)
内膜症性嚢胞を疑います。前回MR【2023/9/21)より縮小しています。
少量の腹水を認めます。
リンパ節腫大は指摘できません。
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