統合失調症の妄想について
person10代/男性 -
統合失調症と診断された高校生の息子の件で、先生方のご意見をお伺いしたく、宜しくお願い致します。
(経緯)過去のSNSで自分が友人に対して「酷い内容」を送信してしまったと後悔する日々が暫く続きました。本人から相談を受け、本人の言う「酷い内容」のメッセージを確認すると一般的な高校生同士のやり取りで、友人の返信は怒っていることもなく、普通の会話が続いており、現実もトラブルはないことから、本人の考え過ぎであることがわかりました。しかしながら本人にその事実を伝えても、自分の考えを否定できず、そこから悪いストーリーを創出し興奮状態となって、最終的には統合失調症との診断で入院することになりました。具体的には以下の通りに状況が進みました。
1.SNSで友人に送信した内容を後悔し悩む(実際の送信内容は普通であったことを確認)。
2.友人が怒り訴訟を起こすと思い込む。
3.訴訟となるが未成年であるので両親に損害賠償が及ぶと思い込む。
4.両親が請求額を支払えないので、警察に追われると思い込む。
5.警察が来ると信じ外部をしばしば確認する行動が見られた。
6.興奮して自暴自棄になり外に逃げようとした。
※1から6に至る期間は約一カ月程。1の時点で異変に気付き精神科を受診。受診後2週間は妄想が自然に消失(初診は思春期危機と診断)も、3週間目に2~6の現象が急に現れ統合失調症と診断され入院となった。
※入院は約2カ月間。退院後に当時を振り返った際、考え過ぎであったと否定しており妄想は消失。
質問1.統合失調症の妄想としてこの様な事例はありますでしょうか?あるならばこの妄想はどの辺りが該当するのでしょうか?
質問2.普通は考え過ぎと気づくと思いますが、精神的に追い詰められると、自分の考えが否定できなくなる事もあるのでしょうか?
質問3.統合失調症との診断は妥当なのでしょうか?
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