局所進行性前立腺がんのホルモン療法+放射線治療併用時のタイミング等
person60代/男性 -
24年5月に排尿痛/尿意切迫感で受診。
直近PSAは8.5、GSは4+5 (全20数か所に悪性腫瘍あり)、精嚢浸潤あり、骨盤リンパ節転移あり、遠隔転移なし(T3bN1M0)の局所進行性がん患者。先週からビカルタミドの服用を開始し、来週からリュープリンの注射を開始予定。
ホルモン療法(ADT)を開始してから放射線治療(RT)を併用する方が寿命が延びるという調査結果が出ているので、併用自体には異議はありませんが、担当医の「今までは3か月位待ってからやっていたが、もっと早い段階でRTを併用した方が成績が良いのでそうする予定」という点が気になっています。
ADTを一定期間行うと腫瘍が縮小していくのでRTの効率や効果が上がると理解しており、調べた限り半年程度、ADTを先行させるのが標準的のようです。そこで質問です。
1) 局所進行性がんの初回ADT中、早期にRTを併用する利点の根拠が存在するのでしょうか。
2) RTに先行させるADTの期間に関して何か基準や規定は無いのでしょうか? 無い場合は、担当医または患者の判断で決定できるのでしょうか。
3) ADTが効いている間は、たとえ進行がんであっても病状が現状を超えて悪化する(さらなる転移が起きる)ことはない、という理解でよろしいでしょうか。
4) ADTによって例えば所属リンパ節転移がRT実施直前の画像診断に映らなくなった場合、そこはRTの対象から外れるという理解でよろしいでしょうか。
5) ADTが腫瘍を退縮/弱体化させるならば、いつでもRTを開始できる体制を整えつつ、去勢抵抗性がんが発現する兆しが表れるまで(半年以上でも)待ってからRTを開始する戦略の方がより効果的だと思うのですが、この戦略に問題点/デメリットはありますでしょうか。
長くなりましたがよろしくお願い致します。
各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。
本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。