嚥下低下による体重減少への措置(胃ろう)とその予後について教えてください

person70代以上/男性 -

父が現在入所している介護老人保健施設より、経口での食事が難しく
体力が著しく落ちているため、他施設に移り、胃ろうをすることを勧められました。

そこでご相談ですが
1下記の状況の場合、胃ろうの対処は一般的なことでしょうか。 
(経口摂取を継続させられる他の手段はないでしょうか)
2胃ろうと経口の併用や、胃ろうで体力回復次第、経口に戻すこともあると聞きましたが実際はどのくらいの割合で実施されますでしょうか。
32の実施に積極的な機関を探す上で、確認すべきポイントはありますでしょうか。

本人は食欲もあり、元気な時から食事好きだった為、その楽しみが無くなるのではないか、再び経口摂取に戻れないのではないかと心配しております。
胃ろうを理由に退所を婉曲的に告げられたのでは、と考えることもあります。

<状況>
・コロナへ(1年前)や気管支炎(5月)を患い、体力体重は減少傾向(6→8月の2カ月で体重4kg減(BMI15以下))
・体重減少の原因は、嚥下作用が落ちたことによる食事量の低下が考えられる
・食欲はあるものの、嚥下がうまくできず頻繁にむせ、食事自体が重労働。
 疲れやムセがひどい場合は完食できない(常に介護士が食べさせる状態)
・食事はミキサー食(とろみ)で、1食の完食が難しく、2回の捕食で体重を維持
・体重体力が著しく下がっていて、経口のみで体力維持することが難しい点
 健康状態が悪くなると胃ろうの手術は難しい点から、胃ろう実施判断は今すべきと言われている

<病歴>
・2年前に脳梗塞で倒れ急性期→リハビリ病棟を経て、介護老人保健施設に入所中(1年半)
・最初の脳梗塞後も複数回脳梗塞があった様子(MRIの結果)
・後遺症により構音障害・嚥下作用の低下、自立歩行が困難となったため、体力も低下して、食事以外はベッドに横になっている

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