ジストニアと、てんかん発作の臨床の違いについて
person30代/男性 -
【背景】
自己免疫介在の疑われる難治頻回部分発作重積型急性脳炎の30歳男性患者です。
急性期治療が終わり、現在意識が回復しているのですが、頻回に下記のような挙動を示すことがあり「ジストニアではないか?」との見解をこちらのサイトでいただきました。
[挙動]
・腕は伸びるか、曲げた状態である
・1〜2Hz程度で振戦様の律動的振えが発生することもある
・脱力指示をしないと30分以上緊張が継続することがある
・大量の発汗を伴うほどの強い力が入る
・オムツに排便があったり、体温計を腋に入れたりなど感覚刺激で誘発されている節がある
※比較的体温が高い(37℃台)の時に発生することが多いが、筋緊張によって発熱している可能性もあり
その後よく観察してみると、上記挙動に加え、下記のパターンに分けられる事が分かってきました。
[パターン]
1,痛みを感じるような苦しそうな表情は無く、比較的速かに脱力の指示に従命
2,苦しそうな表情と共に歯を食いしばって呼吸が荒くなり、脱力の指示に従命するまで時間がかかる
【質問】
上記挙動はやはりジストニアでしょうか?
(前頭葉てんかん患者で、意識減損なく緩急のある筋緊張を伴う事例を見たのですが、前頭葉てんかんとは異なる臨床でしょうか?)
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