遷延する40℃近い不明熱の熱源候補
person30代/男性 -
【経緯】
難治頻回部分発作重積型急性脳炎の疑いで治療している30歳男性、既往歴無しです。
急性期では39℃前後の不明熱が遷延してましたが、免疫抑制剤等の投与後、数ヶ月は36℃〜37℃で推移しておりました。
これまでもたまに感染兆候の無い39℃近い不明熱が発生することがありましたが、投薬せずとも数時間で解熱することから、視床下部障害による熱では無いかと回答を頂きました。
しかし今回は40℃近い熱が1週間以上継続しております(下がっても38℃台)。
なお解熱剤にも反応を示さず、トシリズマブも投与して1週間経ちますが熱に対しては無反応です。
全身CTでも疑わしい箇所はなく、感染による炎症所見も否定的で髄膜炎などの兆候も無し。
【質問】
「視床下部からの熱では無いか?」と言われたこれまでの熱発とはパターンが異なるのですが、上記もやはり視床下部障害からの熱が疑わしいのでしょうか?
※関係あるか不明ですが、発汗を伴う上肢の強い筋緊張が群発しております。
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