転移性肝臓がんの診断及び治療の選択肢について
person70代以上/男性 -
前回相談からの続きです。
https://www.askdoctors.jp/topics/4715119
以下、1~4それぞれについてご回答をお願いいたします。
(1)75歳の父が胆石治療後の経過観察として内科クリニックにて腹部エコーを受検。
肝血管腫の疑いにより別の総合病院を紹介され造影CTを受検したところ、肝臓には少なくとも12個の腫瘍があり、胃にも腫瘍が見つかりました。ca19-9は400台です。
医師からは「胃がんが肝臓に転移、ステージ4」と告げられ、無治療なら1年もたないと言われました。
この段階でここまで断定的に告知するのは普通のことなのでしょうか。
(2)後日、同院で胃カメラと大腸カメラを受検すると、胃の腫瘍はがんではなくピロリ菌による慢性胃炎とのことでした。
大腸はS状結腸に腫瘍があったのですが、腹腔鏡で切除できる大きさといいます。
今度は「大腸がんが肝臓に転移、ステージ4」と言いました。まだ腫瘍の病理検査やDNA検査も終わっていないのになぜ断定的に言うのでしょうか。(慢性胃炎の方も実はがんかもしれないのに、なぜ慢性胃炎と言い切れるのか)
(3)明日、腫瘍の病理検査結果が出ます。
その結果によって抗がん剤の種類が変わるとのことですが、医師は標準治療としてまず抗がん剤で全身を叩き、そこから放射線や分子標的薬を使うと言っています。
これについては疑問はないのですが、父はQOLの低下により病弱な母の面倒を見れなくなることを危惧し、抗がん剤を拒否しています。
最初の抗がん剤を飛ばして、その他の治療をすることはできないのでしょうか。もちろん、それによる治療効果の低減や予後悪化のリスクも覚悟の上です。
(4)もし同院でそのような対応はできないとなった場合、札幌及び札幌近郊でそのような治療をしてくれる病院はありますか。
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