前立腺がんのCAB療法の選択について

person70代以上/男性 -

患者は93歳の父。15年前に前立腺がん(グリソンスコア9)で3DCRTの外部照射施行。PSA監視のもとホルモン療法は中断していたが、PSAが0.98(R1.9月)、1.95(R2.9月)、6.0(R3.8月)、23.1(R3.12月)を機にゾラデックスのADTを施行。その後は、0.165(R4.6月)、0.036(R4.9月)、0.042(R5.1月)、0.052(R5.4月)、0.042(R5.7月)、0.079(R5.10月)、0.108(R6.1月)、0.146(R6.4月)、0.195(R6.7月)、0.248(R6.9月)、0.569(R6.12月)に推移。他の検査は、GOT33、GPT17、LD245、ALP134、T-Bil0.9、CRE1.85、UA4.3(R6.12月)です。また、徐脈性心房細動で5年前にペースメーカとなり、ワーファリン3錠などを服用中です。
最近PSAが倍増しCAB療法になる見込みです。15年前の外部照射前にもCAB療法を数カ月しており、その時にはカソデックスを中断しています。しかし、中断理由が定かではありません。リュープリンとの併用でしたが、薬疹を伴ったため、その原因がどちらの薬かを探るために中断したとも考えられ(結果はリュープリン)、また、肝機能低下なのかも当時のカルテがないため確認できません。今回、主治医はカソデックスの中断があったことのみでオダインを投与しようとしています。そこで質問です。
(1)カソデックスより肝機能へのリスクが高いオダインを選択する理由はあるのでしょうか。(2)オダインからカソデックスへの交替はできるのですか。(3)カソデックスからオダインに切り替えると再び効果が表れる交替療法があるが、オダインからカソデックスの場合は効果がありますか。(4)カソデックスは中断することでPSAが下がる除去症候群(AWS)があるが、オダインにもありますか。(5)年齢や持病のため、旧薬の交替療法を優先するのが最善でしょうか。現状、ARATを優先すべきメリットはありますか。(6)カソデックスを再度試してみたいのですが、いかがでしょうか。(7)最近、血尿があり、内視鏡で尿道の毛細血管からの出血とのことだが、保存的治療のみで断続化しています。癌の進行や浸潤などの可能性はないのでしょうか。(8)CAB開始により血小板減少が増して血尿が悪化しないのでしょうか。以上、よろしくお願いいたします。

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