「知らされない権利」
person50代/女性 -
がんの治療で、治療法を説明する時に、5年生存率を告知することもありますが、肺癌のように5年生存率をが著しく低い場合は、積極的に病気に立ち向かう気持ちが萎えてしまう患者が多いのではないでしょうか?
以前のパターナリズムの時代は、医師が勧める治療を受けるだけで、詳しいことを知らされなかったことも多く、治療法のメリット、デメリットについて詳しく説明された上で、患者が選択できるようになったことは喜ばしいことですが、100%の告知は、果たして患者のためになるのでしょうか。
なにもかも全てを知りたくない患者には、「知らされない権利」を尊重されるべきではないでしょうか?
こんなことをかかりつけ医に話したら、「今は、そういう話は知らされなかった、などとあとで言われるケースも多いから、すべてを話す傾向にあると思うよ」と言われました。
確かに、そうだとは思いますが、個々の患者の希望(どこまで知らされたいか)を確かめていただければ、患者と医師との信頼関係が深められるのではないでしょうか。
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