気になる!お産時のバッグの中身!15のアイテム
- 作成:2021/12/31
妊娠後期に入れば、育児グッズやお産の準備を始める方も多いでしょう。 お産の経験がある方が身近にいれば、なにを準備すれば良いか相談しやすいかと思いますが、初めてのお産の場合、手探りで準備する方がほとんどです。インターネットや育児雑誌等を参考にしながら、準備する方が多いと思います。そこで今回は、実際にお産の現場で活躍されている現役助産師から、お産で必要な入院時のバックの中身について解説してただきます。
この記事の目安時間は3分です
お産の目的で入院してくるほとんどの産婦さんは、入院中使うグッズと退院時使う用のグッズの2種類バッグを用意しています。
ここでは入院用バッグと退院用バッグに分けて中身を紹介していきます。
1)入院用バッグの中身
1.パジャマ
前開きタイプがおすすめです。分娩中もおなかに赤ちゃんの心拍を確認するモニターを装着します。産後は授乳が始まるので前開きの方が授乳がしやすく便利です。
2.下着(ショーツ)
産褥ショーツを2~3枚、その他に入院日数に合わせ普通のショーツを用意しましょう。産褥ショーツが数枚必要な理由は、お産直後~産後1、2日目くらいは悪露といって、生理2日目程の多い出血が続きます。産後数時間は特にお産の痛みや疲労で思うように歩くことも難しいため、助産師・看護師が臥床のままパット内の出血を観察しやすいためでもあります。
3.下着(ブラジャー)
ワイヤーのない物がおすすめです。お産が終われば乳汁が作られる準備が始まります。乳房が張ってくると、胸周りの締め付けにより循環が悪くなるため、ワイヤーの締め付けのない物が望ましいとされています。
4.タオル
シャワー用で使う通常サイズと、お産の時に汗を拭くハンドタオルサイズがあると便利です。お産の時は、陣痛に耐えている間に汗をかくため、多めに用意していた方が安心です。部屋から分娩室へ移動する際にも、ハンドタオルなどコンパクトな物の方が持ち運びやすく便利でしょう。
5.夜用ナプキン
2袋程あると安心です。陣痛が始まればお産までに必ずどこかで破水をします。②でも述べたように産後は生理2日目程の出血がありますので、大きめのナプキンが必要です。
6.骨盤ベルト
分娩直後から骨盤が不安定な状態になります。分娩台を下りる前から簡易的な骨盤ベルトを巻いておけると望ましいです。
7.洗面道具
入院先にアメニティーの準備がない場合もあります。事前に確認し、必要であれば洗面道具やドライヤー等も準備しましょう。
8.カメラ
一生に一度の我が子の生まれたての写真をおさめるためにも、カメラは必要です。携帯のカメラ機能を使えると良いため、充電器も忘れずに準備しましょう。
9.ストロー付きのペットボトルキャップ
お産が進んでくると会話や歩行が困難になる程余裕がなくなります。お産はフルマラソンを完走する程の体力を要し、汗もかくため水分や栄養を積極的に摂取する必要があります。ストロー付きのペットボトルキャップがあると寝ながらでも水分を摂取することが出来るため必需品です。
10.栄養補助食品
ゼリータイプがおすすめです。しかし、中にはゼリー状のものも接種できなくなる方もいます。そのような場合は飲み物をスポーツドリンクに置き換えても良いでしょう。
11.汗拭きシート
お産の際、汗をかきますが、お産当日はシャワーを浴びれないことが多いため、汗拭きシートがあると便利です。また、爽快感が得られるため気分の切り替えにもなり、陣痛中に使うこともおすすめします。
12.着圧ソックス
産後は、妊娠中子宮に巡っていた血液が全身に戻ります。また、授乳や沐浴等、育児中には足をおろした姿勢であることが多くほとんどの人が浮腫んでしまいます。そのため、市販の着圧ソックスを持ってくると浮腫み予防にもなるでしょう。また身体が冷えることも浮腫の原因になるため、着圧ソックスでなくても靴下は最低限準備しましょう。
2)退院用バッグの中身
主な中身は、退院時に母と赤ちゃんが着る服です。
1.セレモニードレス
退院の時に赤ちゃんが着るドレスです。一生に一度のタイミングなので着せてあげたい方は準備しておきましょう。
2.退院時の母が着る服
入院してきた時の服は、破水や出血等で汚れることが考えられます。また、退院時はパジャマ等の楽な服装から、久しぶりに洋服に着替えるタイミングであり、写真を撮る場合もあります。お洒落をして退院する方も多くいるため、必要であれば準備しましょう。
3.化粧品
退院時に写真を撮る方も少なくありません。入院中は顔色等でも体調を確認することがあるため、化粧をすることはできませんが、退院時に必要であれば化粧品も忘れずに持っていきましょう。
まとめ
今回の記事では、お産の入院と退院で必要なグッズについてまとめました。入院先によって備え付けの設備やアメニティも違ってくるため、入院先にあるもの(持っていかなくて大丈夫な物)を事前に確認しておくと準備が楽になると思います。無理をしない範囲で早めに準備しておき、いざという時にそなえておけると良いですね。
【参考書籍】
ウィリアムス産科学原著25版 南山堂
改訂第2版ウィリアムス臨床産科マニュアル メジカルビュー社
産後の身体を守るペリネのエクササイズ&サポート メディカ出版
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