妊娠中のコロナワクチン接種について。

person30代/女性 -

現在妊娠28週になります。緊急事態宣言地域に住んでいて、運良くコロナのワクチン接種の予約が取れそうですが、正直不安です。厚労省のQ&Aやサイトを見て、ワクチン接種での流産などはあまり心配していませんが、数年後に赤ちゃんに何か影響(脳性麻痺、知的障害や発達障害など)が出る可能性は無いのでしょうか?
妊娠後期に入ったばかりですが、中枢神経系はまだまだ発育途中なので、ワクチンが影響する事がないのかが不安です。【新型コロナウイルス(COVID-19)についての質問】

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〉数年後に赤ちゃんに何か影響(脳性麻痺、知的障害や発達障害など)が出る可能性は無いのでしょうか?
 「可能性は無い」と言い切ることは不可能なのです。今は、ご自身と大事な赤ちゃんの為に何がベストか考えるのがいいと教えています。
 今判っていること。
・ワクチンの効果と影響
 ワクチンは予防効果は完全ではなく重症化阻止が主目的。妊娠中のワクチン接種で明らかな有害事象はない(流産・死産などは非接種と同じ確率)。短期的な胎児への影響はない(長期的な影響はコロナの後遺症など長期的な影響がまだ分からないのと同様時間が経っていないので分からない。他のワクチンは長期的にも影響は無いとされている)。など
・日本の状況
 今年の変異株は昨年までとは影響が違う。コロナがまん延していて医療体制が崩壊しかかっている。出産される頃(冬)にはまたまん延状態が来る可能性が高い。ワクチンはまだまだ行き届いていない(集団免疫は不可)。など
・日本の妊婦さんへのコロナ感染による影響
 25週以降、30歳以上、妊娠糖尿病やアレルギーなどの合併はコロナに感染した場合重症化のリスクになる。現時点で妊婦さんが重症化すると帝王切開による人工早産になりやすい。分娩時に感染していると母児分離になりやすい。など
 こういったことを一つ一つ頭で整理して、夫とも話し合ってください。産科医としては接種を勧めます。実際妊娠中の我娘も翻意し(無理やりではない)接種をしました。お役に立てば幸い

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毎日お疲れさまです。
ワクチンの長期的影響はまだデータはありませんが
ワクチンのメカニズムとして、胎盤を通してお子さんに影響することはまずないと思います。
むしろ、現在妊娠中に新型コロナウイルスに感染してしまうと、母体・胎児それぞれに影響がでるリスクが上がると思います。

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