食道狭窄 バルーン拡張術での食道破裂 膵臓癌 リンパと肺に転移 抗癌剤治療中
person50代/女性 -
50代男性の親族です。
5年前(2020年6月)に膵臓に癌があることが分かり、早期発見だった為摘出手術を行いました。
そこから、点滴や錠剤、放射線による抗癌剤治療を続けていたのですが、現在リンパや肺などに転移が認められています。
癌治療に専念しようと思っていた矢先、食べ物を飲み込む時に違和感があり、昨年食道狭窄(原因不明)と診断されました。バルーン拡張術での治療を行っていたのですが、拡張圧が高く中々改善が見られませんでした。ステント留置術も提案したのですが、ステントを支えておく突起(癌や腫瘍など)が無く、滑り落ちてしまうのでステントは出来ないと言われました。
その為、収縮した括約筋の切開手術を行いましたが改善されず、続けてバルーン拡張を2週間に1回のペースで続けていました。
ところが先日(3週間前)、バルーン拡張術後、いつもは出ない高熱が続き、バルーン治療付近の食道に穴が空いていると診断され、現在も絶飲食で入院中です。
食道の括約筋を切開している為、食道の壁が薄くなり、バルーンをしたことで破裂してしまったと考えられます。(バルーン拡張時間をいつもより長くとっていたようです。)
また、先月から48時間点滴を投与する抗癌剤治療を初めていたのですが、今回の食道破裂が原因でその後抗癌剤治療が出来ていません。
医師によると、食道の破裂が閉じたところで壁が薄くなっており、再度破裂する可能性があるのでバルーン拡張術はもう出来ない。最終は胃ろうでの栄養補給をすることになる。穴が塞がれば抗癌剤治療を始めるので転院してもらう。(癌治療と食道狭窄治療はそれぞれ別の病院)とのことでした。
家族としては、少しでも口から食事をとって欲しいと考えており、穴が塞がったところで残す手段は胃ろうしかないのかと疑問に思います。
抗癌剤治療との兼ね合いもあり、どちらの治療も進めていかなくてはならないのですが、もう口からご飯が食べられないとなると本人の栄養面や精神面のストレスが心配です。
食道狭窄により食道が破裂してしまった患者の治療で残された道は胃ろうしか無いのでしょうか?抗癌剤治療をしながら口からご飯が食べられる治療はありませんか?
回答のほどよろしくお願いします。
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