突発性発疹の治療 解熱剤、座薬など薬を使う?家庭での対処ポイントは?
- 作成:2016/02/10
突発性発疹は、原因となるウイルスに効く治療薬はありません。熱などの症状に合わせた薬が処方されます。薬や家庭での対応について、専門医師の監修記事で、わかりやすく解説します。
この記事の目安時間は3分です
突発性発疹に特効薬はない
突発性発疹は自分の免疫の力で治る病気であり、突発性発疹に効くワクチンや特効薬というものは存在しません。また、薬を使うとしても突発性発疹は幼児がかかる病気ということもあり、強い薬は使わないことがほとんどです。しかし、病院に行けば症状を緩和してくれる薬を処方してもらえることがあります。
解熱剤や下痢止めの使用はありえる
突発性発疹による高熱で、子供が苦しんで体力を奪われているという場合には、解熱剤が処方され、下痢で水分が失われてしまっている場合には下痢止めが処方されることとなります。
また、子供は苦い薬を飲みたがらない事が多く、飲み薬ではなくお尻から入れる座薬が処方されることも多いです。飲み薬よりも座薬の方が効果の出るのが早いですので、気になる方は医師にたずねてみると良いでしょう。
栄養と水分補給が重要 尿の量には要注意
突発性発疹は、基本的に、頭やわきの下を冷やし、栄養補給と水分補給をしっかりしていれば、病院にいかなくても自然に治ります。ただ、突発性発疹とは少し症状が違ったり、熱が長引いたり、熱以外の症状が出ていたりする場合は、病院で症状に合わせた薬を処方してもらうのが良いでしょう。
特に、高熱でひきつけをおこしているケースや下痢で水分が失われているのに飲み物を飲まないという場合には、すぐに病院で診察を受けて下さい。水分不足は尿の頻度や量で把握できますので、いつもより尿が少ないと感じたら多めに水分を与えるようにすると良いでしょう。
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突発性発疹で使う薬などについて、ご紹介しました。「子供が突発性発疹かどうかわからない」と不安に感じている方や、この病気に関する疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?ささいなことでも結構ですので、活用してください。
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