水いぼの疑問 プールや登園はだめ?いつ病院に?何科?
- 作成:2016/05/26
水いぼは他人にうつす可能性のある病気です。プールや登園、登校の考え方や、病院に行くタイミングなど、水いぼの疑問を専門医師の監修記事で、わかりやすく解説します。
この記事の目安時間は3分です
水いぼがあるときプールにはいってよい?ダメ?
水いぼは皮膚が直接患部に触れると感染しますから、プールに入る際は、水いぼのある部分は水着などでおおったり、処置をしたりしてからプールに入るようにしましょう。また、タオルや浮き輪などを介してうつることもありますから、共用は避けましょう。ただ、水いぼがプールの水でうつるということはありません。
水いぼがあるとき保育園や学校にいってよい?ダメ?
水いぼは学校保険安全法施行規則では、出席停止の必要はないとされていますので、保育園や学校へは行くことについては問題ありません。しかし、水いぼは皮膚と皮膚との直接接触で感染しますから、多数のイボができているときにはプールなどでは配慮が必要です。
水いぼで病院へ行くべきタイミング
水いぼをできるだけ早く治すということを重視すると、ピンセットで取る治療をすることになります。数個をピンセットで取るであれば、幼児でも我慢して治療ができることが多いようです。あまりにも増えてしまうと、痛みを伴うこともあり、ピンセットで取ることは事実上困難になることがあります。もし、水いぼがあると困ると考えるなら、水いぼが数個のうちに受診するようにしましょう。幼児や学童で、プールで水泳を習っているのであれば、水いぼが見つかったら早めに受診して治療しておくと良いでしょう。通常ピンセットでとれば、数日後には傷は治ってプールに入ることができるようになります。幼児では水いぼは少しずつ増えて多発してしまうことがほとんどですから、様子を見ていると、ほとんどの場合ピンセットで取ることが難しいほどに増えてしまいます。
水いぼときに行く診療科 皮膚科?小児科?
水いぼの治療は皮膚科、小児科どちらでもできます。めずらしい病気、治療が難しい病気ではありませんから、通院しやすいところを選ぶと良いでしょう。水いぼをピンセットで取るべきかどうかについては医師の間でも議論があるところで、治療方針は、診療科により変わるというより、医師によって決まっていることが多いようです。気になる方は、どのような治療をしているのかを、受診前に問い合わせておくと良いかもしれません。水いぼはピンセットで取らないと決めている医師を受診すると「水いぼは自然治癒するので取りません」ということになることが多いようです。
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水いぼの際のプールや登園の考え方などについてご紹介しました。皮膚の症状に不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。
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