皮膚科医129名に聞いた、実践している「スキンケアのコツ」
- 作成:2021/10/24
コロナ禍によるマスク生活で、お肌のトラブルを実感するようになった人もいらっしゃるのではないでしょうか。肌の専門家である皮膚科医は自身のスキンケアとしてどんなことを実践しているのでしょうか。AskDoctorsでアンケート調査を行った結果をご紹介します。
この記事の目安時間は3分です
7割以上の皮膚科医は肌をこすらない
皮膚科医129名(男性89名、女性40名)に、実践しているスキンケアのコツを複数回答で伺った結果はグラフの通りです。一番多く選択されたのは「肌をこすらない」で、76%(98名)が選択。次いで「洗顔は泡立てる」が54.3%(70名)、「熱いお湯で洗わない」が39.5%(51名)、「タオルは押しあててふき取る」が35.7%(46名)、「化粧水をたっぷり使う」が22.5%(29名)と続きます。「その他」以外の選択肢全てを実践している医師も13.2%(17名)おり、うち8名は男性でした。
肌の老化を防ぐには、日焼け防止と保湿が重要!
アンケート調査ではこのほかにも、肌の老化を防ぐために行っていることは何か、コメントを寄せてもらいました。多くの医師が「紫外線防止」と「保湿」を挙げており、この2点がとにかく重要ということが分かります。
寄せられた声をご紹介します。
- 直射日光はなるべく避ける。(60代以上、男性)
- 日焼け止めクリームを毎日塗っています。(50代、男性)
- 遮光と保湿。(30代、女性)
- 男性でも日焼け止め。(30代、男性)
- 保湿と紫外線対策。(40代、女性)
- 日焼け止めをしっかり塗る。(30代、男性)
- とにかく日焼けをしない。(30代、女性)
- 遮光、保湿、ビタミン摂取、定期的なレーザーピーリング。(40代、女性)
- 入浴後の保湿剤は体が温かいうちに塗る。(40代、男性)
日本皮膚科学会のホームページ※でも、高齢化社会において皮膚がんなどの紫外線による障害が増えると危機感を示し、紫外線による皮膚へのダメージや、紫外線を避けるコツ、日焼け止め(サンスクリーン剤)の選び方についても解説しています。
また、現在は子どもでも紫外線対策は必要であると、日本小児皮膚科学会※もホームページに掲載しています。屋外で遊ぶ際にはつばのある帽子をかぶったり、子ども用の日焼け止めを塗ったりして、紫外線を浴びすぎないように気を付ける必要があります。
秋から冬にかけては夏よりも紫外線は弱まりますが、空気が乾燥すると肌も乾燥し、皮膚のバリア機能が低下しがちです。皮膚科医のスキンケア術を参考にして、紫外線対策と肌の老化防止に取り組んでみてはいかがでしょうか。
※日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 日焼け
※日本小児皮膚科学会 お役立ちQ&A こどもの紫外線対策について
※この記事は、2021年7月29日~30日にエムスリー株式会社が運営する医療従事者専用ポータルサイト「m3.com」にて、医師会員を対象に実施したアンケート調査の結果に基づいて制作したものです
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