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汗のにおいが強くて
人前に出ることをためらう -
気温や場所に関係なく汗を多くかく
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わきの下に汗をかきやすく、
汗染みが目立つ
多汗症の治療は、塗り薬や内服薬など幅広くあります。汗をかく部位ごとに推奨される治療の選択肢が異なります。またその治療が現時点で保険適応のものと保険適用外のものもあります。
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たくさん汗をかいてしまいます。どのくらい汗をかくと多汗症でしょうか。
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汗の影響で日常生活で困り始めたら、多汗症の可能性があります。たくさん汗をかくだけでは、多汗症とはなりませんが、日常を過ごしている中で、汗により 生活に支障をきたしている場合は、多汗症かもしれません。
具体的には
・気温や場所と関係なく汗を大量にかく
・汗のにおいを指摘させたことがある
・わきの下の汗染みが目立つ
・握手や本をめくるとき手汗が気になる
・においが気になり人前に出づらい
など、周りの目が気になってしまうことや、周りから汗について指摘された経験がある場合は、医師に相談してみると良いでしょう。
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市販の制汗剤で対処して過ごしているのですが、病院で処方される薬とは何が違うのでしょうか?
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病院で処方される薬は、市販薬よりも効果が高いです。一般的に市販薬と処方薬の違いは、成分の種類や配合量にあります。
市販薬は誰にでも使いやすいように工夫されたもので、人によっては効果が出ないことが考えられます。それに対して処方薬は、医師などの専門家により管理が必要であり、ほとんどの場合保険が適用されます。
多汗症において市販の制汗剤は、汗が出てくることを防ぐ目的とした「医薬部外品」と、汗が出ても清潔にすることを目的とした「化粧品」があります。
対して処方薬は、汗を抑えることを目的とした「医薬品」であり、症状に合わせて処方されるため、効果もあり経過を追って症状の改善が見込めます。病院で処方される塗り薬は、発汗を抑えることを目的とした「医薬品」です。
制汗剤は、発汗を防ぐこと(作用はゆるやか)を目的とした「医薬部外品」または、清潔にすることを目的とした「化粧品」です。
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多汗症は何科を受診したら良いでしょうか?
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多汗症は皮膚科を受診することで、適切な治療を受けられます。多汗症は問診のみで診断されることが多いです。
保険適用の薬(抗コリン外用薬)など、適切な治療を提案してもらえるため、気軽に皮膚科へ受診してみましょう。
監修:順天堂大学練馬病院皮膚科非常医師師
皮膚科専門医 吉村智子先生
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ひとりで悩まず医師に相談してよかった(10代女性)
昔から汗が多かったのですが、ただの汗っかきと思っていました。脇汗が増え、日常生活に支障が出てきたので、保険適用の治療も期待して、皮膚科を受診。治療で脇汗が7割程度に抑えられており、医師に相談してよかった…(続きを見る) -
脇汗がないだけでストレスが全く違います(30代女性)
子どものころから汗っかきで、しかたがないとあきらめていました。そんな中、皮膚科で多汗症のポスターを見かけ、「否定されたら怖い」と悩みましたが思い切って受診しました。治療を始めると汗の量が激減しました。脇がぬれないだけで気持ちよく過ごせます…(続きを見る) -
もっと早く治療すればよかったと思います(40代女性)
少しの緊張で脇から流れるほど汗をかき、制汗剤も効果はありませんでした。医師に相談したところ、多汗症と診断されました。治療を始めると、強い緊張を感じたとき以外は汗が気にならなくなり、何をするときも汗を気にしていたストレスがなくなりました…(続きを見る)
汗の悩みは、皮膚科で相談ができます。
お近くの皮膚科で相談してみましょう。
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