クレアチンとe-GFRの検査結果の異常について

person70代以上/女性 -

72歳妻のことで御相談させてもらいます。健康診断で腎臓機能の低下が有りという事でした。今年はクレアチン 0.80 e-GFR 53.4 去年はクレアチン0.70 e-GFR 62.3でしたが、腎臓機能低下見られるので健診にて経過をみてくださいとのことですが、今すぐ腎臓内科の診察受けたほうが良いのでしょうか?親族に透析を受けたものもいます。心配ですお願いします。

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クレアチニンは筋肉の老廃物です。これを血液から尿に捨てるのですが、腎臓の働きが衰えていると上昇するため腎機能をみる指標にしています。ところが筋肉を使うと老廃物は増えますし、採血時に絶食して脱水気味になっていると見かけ上濃くなってしまいます。特に夏場の採血では高くなりやすいケースも増えます。蛋白摂取が多いと上昇の原因にもなります。このように腎機能以外の要素にも左右されますし、日内変動も8%ほどありますので、採血の度にある程度の範囲で上下動すると思います。
e-GFRはクレアチニンを元に年齢と性別から算出される数値です。
尿に蛋白が出ているようなら腎臓内科を受診してください。

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採血前に水分摂取を制限しているだけでもクレアチニンは上昇します。
ただクレアチニン0.8は正常範囲と考えます。
ご心配なら、一度、水分をしっかりとって、血液検査の再検査、あわせて、精密な腎機能の指標であるシスタチンCをチェックしてもらうといいと思います。

相談者さん

しるふぃーゆ 先生 へ

早々のご解答ありがとうございました。シスタチンcをチェックしてもらいます。

検尿異常や高血圧、糖尿病などの合併症があれば受診ください。そうでなければただの変動を見ているだけの可能性が高く検診継続で問題ないと思います。

相談者さん

腎臓屋 先生 へ

早々のご解答ありがとうございました。先生e-GFR 53.4 は機能低下有るとゆうことではないですか?心配です。

腎臓屋 先生

eGFRは「推算」糸球体ろ過量です。実測の糸球体ろ過量の±30%に70%の方が入るように設計された計算式です。一人の方の経過を追うのには非常に便利ですが、他の方と比較するには向いていない指標です。

相談者さん

腎臓屋 先生 へ

全ての人に当てはまる数値ではないということですね。合併症も有りませんが油断せずこれからも健診を受ける事にします。ありがとうございました。

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