低温やけどの原因、症状、治療 「やけど」との違い、放置リスクは?市販薬の有無、手術、処置方法も解説
- 作成:2016/10/04
低温やけどとは、文字通り、「低温」でやけどになることで、具体的には44度から60度との接触の原因となります。カイロや湯たんぽだけでなく、最近はスマートフォンも原因になりまえます。症状、治療、処置方法を含めて、医師監修記事で、わかりやすく解説します。
この記事の目安時間は6分です
目次
- 低温やけどとは?普通のやけどとどう違う?
- 低温やけどの原因 熱源の温度と接する時間の目安は?
- カイロ、湯たんぽは低温やけどの原因になる?他には?
- ドライアイスでも低温やけど?
- 低温やけどの見た目の症状 水ぶくれになる?かゆみがある?赤みが出る?
- 低温やけどの感覚の症状 痛みやかゆみがある?
- 低温やけどは放置して大丈夫?ダメ?
- 低温やけどのとき何科にいく?皮膚科?
- 低温やけどの治療に使う薬はどんなもの?作用機序と副作用は?
- 低温やけどに効く市販薬はある?どんなもの?
- 低温やけどに薬以外の治療はある?手術の場合も?
- 低温やけどになった時の処置方法
- 低温やけどの跡を残さないための注意点は?
- 低温やけどの時、お風呂に入って大丈夫?注意点は?
- まとめ
低温やけどとは?普通のやけどとどう違う?
「低温やけど」とは、あまり熱くない温度(摂氏44度から60度)のものに、長時間触れることで起こるやけどのことを言います。例えば、湯たんぽ、カイロ、ホットカーペットなどをずっと同じ姿勢で使い続けた時などに起こりやすくなるので、熟睡、泥酔している人や、麻痺がある人、自分で姿勢を変えられない体の障害のある方や赤ちゃんなどで特に注意が必要となります。
熱湯などとても熱いものに触れると、反射的に手などを引っ込めるので、比較的短い時間で熱いものとの接触が終わります。このため普通のやけどでは、皮膚の深い部分に熱が伝わらずに、いわゆる「Ⅰ度熱傷(いちどねっしょう)」とよばれる、皮膚の表面だけにとどまるやけどや、「Ⅱ度熱傷(にどねっしょう)」と呼ばれる、水ぶくれなどができてしまう中程度のやけどが多くなります。一方で、低温やけどでは、やけどをしていることに気が付かず、長時間熱を持ったものに触れ続けてしまうので、皮膚の奥の方にまで熱が伝わってしまい、結果的に「Ⅲ度熱傷(さんどねっしょう)」とよばれる深いやけどになることが多いのです。ステーキを焼く時、弱火で長い時間焼くと、表面が焦げずに奥までよく焼けるということを考えると、理解しやすいかもしれません。
低温やけどの一番の特徴は、症状が重くなりがちなのに、直後にはそのことに気が付きにくいという点です。やけどをしたかなと思った時には、水疱(水ぶくれ)や傷もなくて大丈夫なように見えても、数日から1週間経ってから皮膚が黄色から黒っぽい色に変色してきて、とても深いやけどであることがわかってくるのです。ですから低温やけどが、どういうときに生じやすく、どういう症状があらわれるのかを知っておくことが大事です。
低温やけどの原因 熱源の温度と接する時間の目安は?
低温やけどの原因は、あまり熱くないものに長時間さらされることです。一般的には摂氏44度のものに6時間以上さらされると低温やけどになるといわれています。さらに、温度が高くなるにつれて、やけどするまでの時間は短くなっていき、熱源の温度が1度上がることに、低温やけどになるまでの時間が半分になっていきます。つまり、45度では3時間、46度では1時間半、そして47度を超える温度では1時間もしないうちに低温やけどとなってしまうのです。
カイロ、湯たんぽは低温やけどの原因になる?他には?
カイロ、湯たんぽ、ホットカーペットなどのように、体温より少し温度が高く、「あたたかい」と感じるものであれば低温やけどを引き起こす可能性があります。特に、これらを肌に密着させて長時間使っていると、熱が逃げずに少しずつ皮膚の温度が上がっていき、低温やけどになってしまいます。カイロ、湯たんぽ、ホットカーペットは眠る前に寝具を温めるために使って、眠る時には使わないようにするのが無難です。
最近では、スマートフォンの使用で低温やけどになってしまう例も報告されています。長期間使っていてバッテリーが劣化している場合や、充電しながら使っていたりする場合でスマートフォンが熱をもってしまうことがあり、そのまま使い続けていたり、ズボンのポケットに入れたりしていると、手や足に低温やけどを引き起こしてしまう事があるのです。スマートフォンによる低温やけどを避けるためにも、熱を持ってきたようなら、使うのをやめて少し間をおき、本体を冷ますようにするとよいかもしれません。熱い状態はバッテリーの寿命を短くするとされていますので、低温やけどを避ける意味も含めて、熱が冷めるのを待つのが懸命かもしれません。
ドライアイスでも低温やけど?
ドライアイスなどの冷たいものに触れた場合は、水ぶくれなどのやけどによく似た症状がみられますが、これは「凍傷(とうしょう)」といい、やけどとは違う疾患です。やけどの場合は、熱を和らげるために患部をよく冷やすことが大事ですが、凍傷の場合は逆に温めてあげなくてはいけません。
低温やけどの「低温」とは、あくまで「熱いのではなくて、温かい」という意味なので、触って冷たいと感じるようなもので低温やけどになることはありません。ただし、ドライアイスなどの摂氏0 度を下回る冷たいものに触れ続けると、凍傷が起こることは確かですので、取り扱いのときに十分な注意が必要なことには変わりません。
低温やけどの見た目の症状 水ぶくれになる?かゆみがある?赤みが出る?
通常やけどは熱の及んだ深さにより3段階に分類されています。最も軽いⅠ度熱傷では皮膚の表面が赤くなってみえます。この段階のやけどであれば、そんなに心配する必要はなく、冷水で冷やすだけで十分で、通常翌日には症状は消えています。
それより一段階深いやけどは、「Ⅱ度熱傷」に分類され、1日後には水ぶくれや、水ぶくれが破れてできるびらん(皮膚のただれのこと)が生じてきます。一番深い「Ⅲ度熱傷」の場合、やけどの部分は数日経つと、血の気がなく黄白色となり、まるで羊皮紙のような見た目となるか、焦げたような黒っぽい色になります。低温やけどでは、直後には赤くなっているだけに見えても、このⅢ度熱傷の段階まで進んでいる場合も多いので、低温やけどかなと思ったら「赤くないから」「傷がないから」と言って放置せず、病院へ行きましょう。
低温やけどの感覚の症状 痛みやかゆみがある?
低温やけどは、皮膚に長時間にわたって、熱のダメージが加わってできるため、熱は皮膚の深い部分にまで伝わります。したがって、低温やけどが、やけどの分類で最も軽い「Ⅰ度熱傷」にとどまることはまず考えにくく、通常は「Ⅱ度熱傷」「Ⅲ度熱傷」となっています。
やけどがⅡ度熱傷まで進むと、痛みが強くなり、ひりひり感もそれに応じて強くなってきます。しかし、Ⅲ度熱傷までやけどが進んでしまうと、逆に痛みは感じなくなってしまいます。これは、熱によるダメージが神経にまで到達して、神経自体が働きを失ってしまうからです。痛みがないために、軽いやけどと勘違いしやすいかもしれませんが、深いやけどであったことが後になってわかってきて、そのまま放置すると悪化してしまいます。そのため、決して放置してはいけません。
低温やけどでかゆみを感じることはありません。かゆみを感じるのは、どちらかといえば、やけどが治りかけているときや、塗り薬やテープにかぶれを起こしている時です。かゆみを感じるさいに、かいてしまうと治りが遅くなるので、なるべくかかないようにしましょう。かゆみが強い場合には、医師に相談して適切な判断をしてもらうのがよいと考えられます。
低温やけどは放置して大丈夫?ダメ?
やけどをしても範囲が狭く、皮膚が少し赤くなっていて、ピリピリとした痛みを感じる程度であれば、十分に冷やすだけで、医療機関に行く必要はありません。摂氏10度前後の流水などに30分ほどさらすのが効果的です。また、冷やした後に、むやみに触ったり動かしたりしないようにしましょう。翌日に赤みが消えて正常の皮膚に戻っているようなら、心配する必要はありません。やけどの中でもっとも軽い「Ⅰ度熱傷」であったと考えられます。
問題になるのは、水ぶくれができてしまったり、痛みが感じられないほど重いやけどの場合です。特に痛みを感じないからと言ってそのまま放置しておくと、皮膚がどんどんと黒く壊死(えし、細胞が死ぬ事)していってしまうので、すぐに病院にかかって正しい治療をしてもらいましょう。重いやけどの場合でも、ひとまず水で冷やすことが大切なので、やけどした恐れがある場合は、第一に流水で冷やすということを心がけます。ただし、乳幼児などでは冷やしすぎると低体温に陥り、意識障害や不整脈をおこしてしまう可能性もあるので、様子をよく見ながら行いましょう。
低温やけどのとき何科にいく?皮膚科?
低温やけどの時は、基本的には皮膚科か形成外科にかかるのがよいでしょう。ただし、やけどの範囲が広かったり、顔や手などの特殊な部分をやけどしたような場合は、熱傷専門医への受診も検討した方がよいかもしれません。また、皮膚が真っ白になってしまうようなⅢ度熱傷が、自分の手のひら2枚分を超える範囲に生じてしまった場合は、命にかかわる状態になってしまう可能性もあるので速やかに病院にかかりましょう。場合によっては救急車を呼ぶべき事態と考えてください。
低温やけどの治療に使う薬はどんなもの?作用機序と副作用は?
低温やけどの治療に使う薬は、主にやけど部分を最初に消毒する消毒薬と、細菌が増殖しないようにする抗菌薬が主になります。また、傷跡が残りにくいようにステロイド軟膏を使うこともあります。
消毒薬としてよく用いられるのは、「イソジン」や、手指の消毒にも使われるヒビテンという薬です。イソジンは、液に含まれている「ポピンヨード」という物質がヨウ素に変化し、それが細菌やウイルスに含まれるアミノ酸に作用することで菌を殺します。ヒビテンは細菌の細胞膜を攻撃することで細菌を殺し、カビなどの真菌やウイルスにはあまり効果がありません。どちらも副作用はほとんど見られませんが、まれにアレルギーのためにかぶれたり、じんましんなどが生じます。 なお、うがい用の「イソジン」と、皮膚の消毒用の「イソジン」を混同しないようにしてください。
ガーゼ交換や消毒の時に強い痛みがある場合は、いろいろな鎮痛剤を用いることがあります。どのような鎮痛剤を用いても、ガーゼをはがす時の痛みを完全になくすことは難しいため、傷にくっつかないタイプの新しい「創傷被覆材(傷をおおう医療材料)」が用いられることが多くなってきました。痛みの大部分は傷にくっついたガーゼをはがすことによってもたらされるので、新しい創傷被覆材を用いるとガーゼ交換がとても楽になります。
通常の鎮痛剤としては「イブプロフェン」などが用いられますが、これは痛みを引き起こす「プロスタグランジン」という物質の体内での生成を抑えることで作用します。ただし、副作用には胃腸の荒れなどがあります。
痛みがとても強い時には痛みを感じる脳の「大脳皮質(だいのうひしつ)」という部分を抑制することで、鎮痛効果を発揮する薬剤が用いられることもあります。ただ、副作用として眠気、ふらつき、悪心や嘔吐があらわれやすいです。入院しないで、外来で治療をする場合は、使用が難しいと考えられます。
抗菌薬は、消毒の後にやけど部分に直接塗って使うもので、主に用いられるのは、「スルファジアジン銀クリーム」や「ゲンタマイシン軟膏」と呼ばれるものです。スルファジアジン銀は、薬剤中に含まれている銀が、菌内のDNAと結合することで増殖を抑えますが、副作用には、正常な白血球が減ってしまう「白血球減少症(はっけっきゅうげんしょうしょう)」が起こることがあります。また浅いやけどに用いると皮膚の細胞の増殖が悪くなって、傷の治りが悪くなるという不利な点がありますから、浅いやけどでは「銀」を含まない「スルファジアジンクリーム」が選択されることがあります。ゲンタマイシン軟膏は、菌のタンパク質合成を阻害することで作用し、副作用としてはまれに発疹やかゆみなどがあらわれます。
ステロイド軟膏は、「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」という皮膚を作り出すための細胞の働きを抑え、「ケロイド」と呼ばれる、皮膚が分厚く盛り上がった傷跡ができにくくする働きがあります。ただし、皮膚を作る細胞の働きを抑えるということは、やけど自体も治りにくくなるという事なので、使うタイミングに注意しなければなりません。一般的には治療が進んで、正常な皮膚表面が出来上がった直後から使い始めます。副作用としては、感染症にかかりやすくなることなどがあるので、用法用量によく注意する必要があります。
低温やけどに効く市販薬はある?どんなもの?
低温やけどは、治りが悪いことが想定されます。薬を使う場合、市販薬を用いるよりは、病院にかかってきちんと治療を受け、処方された薬を使う方が望ましいです。しかし、どうしても痛みを抑えたい場合は、薬局で売っている「イブ(エスエス製薬)」や「リングルアイビー(佐藤製薬)」を買うとよいでしょう。これらは前述のイブプロフェンが主成分となっているので、痛みを抑える効果が期待できます。なお、イブプロフェンは市販薬ではありますが、最悪の場合、全身の皮膚と粘膜に薬疹(薬にようる発疹)が生じるなどの生命に関わる副作用も起こりえる薬です。注意して使うようにしましょう。
低温やけどに薬以外の治療はある?手術の場合も?
低温やけどの薬以外の局所治療としては、大きく2つに分けることができます。
1つ目が「開放療法」と呼ばれるもので、1900年代初頭から行われている比較的古い方法です。具体的には、やけど部分を覆わずに乾燥させ、かさぶたを作らせるようにして治療していく方法で、特に顔面にはイソジンによる開放療法が有効です。ただし、顔面以外ではやけど面の管理に、比較的手間がかかります。
2つ目は「閉鎖療法」と呼ばれるもので、1950年以降に登場しました。軟膏などをつけたガーゼ、専用の創傷被覆材などでやけど部分を完全におおい、外界と遮断して湿潤に保つことで治療します。やけど面を保護できて、管理も比較的楽になります。傷の感染に注意が必要で、定期的な傷の観察とガーゼ交換を行います。
注意していただきたいのは、低温やけどの「閉鎖療法」とは、最近よく目にする消毒をせずに、傷跡をラップでまく「ラップ療法(湿潤療法)」とは違うということです。閉鎖療法では、医者による、完全な消毒と感染症に対する適切な経過観察を前提としているので、医師にかからずに湿潤療法を行うのはあまりお勧めできません。やむをえない理由がない限りは、きちんと病院にかかるようにしましょう。
深いやけどで範囲が広い場合は、皮膚を移植する手術を行う場合があります。もっとも重症な「Ⅲ度熱傷」で手術をしない場合、周囲から皮膚が伸びてきて、傷が閉じるのを待つことになります。傷が閉じるのには時間がかかり、範囲が広い時には数カ月から1年以上もかかることがあります。時間がかかればかかるほど、傷が治った後に目立つ傷跡が生じて、ケロイドとして隆起したり、皮膚が収縮して変形した状態残ることがあります。
回復が遅れることによる悪影響が、予想される場合には手術で治療することが望ましいと考えられます。自分の皮膚を余裕のある他の部位から切り取って、移植して傷を閉じることになります。移植した皮膚は、1カ月程度で、しっかりくっついて傷は治ります。しかし移植した皮膚はどうしても周囲との皮膚と同じ質感や見た目にはなりませんので、手術をしてもある程度の傷跡は残ってしまいます。
なお全身に広く深いやけどが起こり、早期に傷を閉じなければ生命に関わる時には、亡くなった方の皮膚や人工皮膚などを用いて一時的に傷を閉じることもあります。
低温やけどになった時の処置方法
やけどになった時にまず行うべきことは、流水でしっかりとやけど部分を冷やすことです。低温やけどでも同じです。できれば摂氏10度前後の流水で、しっかりと30分以上冷やしましょう。
そのあとは、なるべくやけど部分に触れないようにします。むやみに触ってしまうと、菌が付いたり、皮膚が破れてしまったりして状態がより悪くなってしまうからです。特に水ぶくれができている場合は、なるべく破らないようにしてください。水ぶくれを破ってしまうと、菌が入りやすくなるだけでなく、治った後にも傷跡が残りやすくなってしまいます。大きな水ぶくれの場合、わざと破るケースもありますが、その場合も医師の判断のもとで行うのが望ましいので、自分でつついて破くといったことはやらない方がよいでしょう。
ごく軽いやけど以外は積極的に病院にかかり、正しい治療をしてもらうことが早く治すためには大切です。
低温やけどの跡を残さないための注意点は?
低温やけどは深いやけどであることが多いので、傷跡が残ることがほとんどです。少しでも跡が残らないようにするためには、勝手な判断でやけど部分をいじらないようにしましょう。特に水ぶくれなどはつぶした方がよいと思ってつぶして、浮いた皮をはがしてしまうと、傷の治りが悪くなることがありますから、さわらずに残しておきましょう。
また、必要以上に時間をかけて治してしまうと、傷が治っても、その後徐々にやけど部分の皮膚が引きつれて目立つ跡になってしまいます。また隆起したケロイドとなることもあります。必ず、医師の指示通りに治療を受けて、「傷が治った」と自己判断で通院を中止しないようにしてください。
加えて気を付けてほしいのは、手の関節部分などのやけどです。対応を、間違えてしまうと皮膚がひきつれて、指が動かしにくいなどの後遺症が残ってしまうこともあります。
低温やけどの時、お風呂に入って大丈夫?注意点は?
やけどの部分を湯につけないようにできれば入浴しても構いません。患部を湯につけること自体は、特に傷に悪影響はないと考えられますが、入浴の時に患部を強くこすってしまったり、浮いた皮膚をはがしてしまったりすると傷の治りが悪くすなることがあります。重いやけどの場合で入院治療中であれば、適切に入浴した後ガーゼ交換を行いますので、入浴が問題にあることはまずありません。しかし、家庭では患部を湯につけてしまうと、患部が塗れる度に、ガーゼ交換の必要が出てきますし、頻繁にガーゼ交換をすることは皮膚の回復過程を妨げる可能性があります。
このように入浴についてはやけどの状態や状況によっても異なってきますから、個別に医師の判断を仰ぐ方がよいでしょう。特に家庭で湯船につかる場合は菌が傷口に入って悪化してしまう事もあり得ますので、よほどこだわりがない限りは湯船につかることは避け、シャワーなどですませる方がよいかもしれません。
まとめ
低温やけどは、特に冬場などで誰にでも起こりうる身近なやけどです。深いやけどとなっていることが多く、目立つ傷跡が残ってしまったり、手足の動きが悪くなってしまったり、範囲が広い時は最悪の場合菌が全身に回って死んでしまう可能性もあるのだということをきちんと認識しなければなりません。しかし、だからといって必要以上に慌てる必要もなく、前述したようにまず冷やして、病院にかかって、医師の言うとおりに治療していれば大事に至ることはそうそうありません。いざというときに素早い対応がとれるように、また、治療内容を理解して医者と二人三脚でやけどを直していけるように、十分な知識を蓄えておくことが大切です。
低温やけどについてご紹介しました。皮膚のやけど様の症状に不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。
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