出産時の浮気が心の傷に…医師の出産事情、エールも続々!
- 作成:2021/02/07
エムスリーでは出産にまつわる意識調査を実施。790名の医師より回答を得ました。ここでは、医師が出産に際し配偶者にされて嬉しかったことや困ったこと、これから出産を迎える方々への応援メッセージをお届けします。
この記事の目安時間は3分です
【調査概要】
出産はどうでしたか?
回答期間: 2020年11月26日 (木)~12月2日 (水)
回答済み人数: 1,377人(うち医師790人)
感謝と失望の高低差…産前産後の振る舞いは後々まで重要!
まずは、自由回答で寄せられた、“出産に際し配偶者にされて嬉しかったことや困ったこと”をご紹介します。
【先人のアドバイスに学べ!】
- 夫は子供の将来の教育にばかり興味を持っていた。そんなことより、子供が生まれてすぐに必要になるもののリストアップや買い物、新生児のお世話などを学んでほしいと出産前から何度言っても理解せず、産科のセミナーでも居眠りする始末。産後すぐに必要になるものや知識から動いてほしかった。(女性,30代,外科系)
- 産後、家事育児をもっと協力してほしかった。里帰り中に浮気されていたことを後から知って傷ついた。(女性,30代,内科その他)
- 悪阻でしんどかった時、あまりこちらの状況を理解してくれなかったことが残念。仕事が忙しいのもわかるが、せめて悪阻がある間くらい、自分の食事は自分で用意するなど、配慮して欲しかった。(女性,40代,小児科系)
- 子どもの世話をしない分、家事を負担すべきであるが、不十分であった。(女性,50代,内科その他)
- 察することができないなら、指示した事は忘れずにやってほしい!(女性,30代,外科系)
- とりあえず言われた通りに頑張ってみてもらいたい。(女性,30代,産婦人科系)
【夫への感謝エピソード】
- 出産した次の日にお花を買ってきてお部屋に生けてくれたことがとても嬉しかった。また、入院中は毎日会いに来てくれたので、それも支えになった。夫が子供を可愛がってくれる姿を見られるのが、何よりも嬉しい。(女性,30代,整形外科系)
- とにかく不安不満に耳を傾けてくれて、的確にアドバイスをくれたこと。して欲しい事を察知してくれて動いてくれたこと(女性,40代,眼科)
- 育休をとり家事育児にしっかり取り組んでくれて、素晴らしかった。(女性,30代,内科その他)
【パパも頑張りました!】
- 1人目の立ち会いの時は水やリップクリームの手伝いができ、とにかく会話をするようにしたら喜ばれた。(男性,30代,内科その他)
- 陣痛の際、頼まれたこともあり妻の腰をひたすらマッサージしていた。少しは痛みが紛れたらしい。(男性,40代,耳鼻咽喉科)
【産んでくれただけで…妻への感謝】
- 長男の出産後1分のアプガースコア※3点だったので、将来が厳しいと考え、名前だけでも元気にとねがい、ウルトラマンの名前を使おうと提案してくれたことです。(男性,50代,循環器科系)
- 妻には感謝。長男(ひとり息子)は、出産時アプガースコア7点だったが、今は無事医者になっている。(男性,60代,精神科系)
- 子育てをしっかりしてくれて、感情豊かな優しい子どもたちに育ててくれた。(男性,70代,小児科系)
- 頑張って産んでくれただけでもう何も要りません。(男性,40代,整形外科系)
- ※アプガースコアとは、出生直後の新生児の状態を、皮膚の色や心拍数、呼吸の状態などで評価する点数のこと。10~8点は正常、7~4点は軽症仮死、3~0点は重症仮死と判定。
出産・子育て経験医師からのエール!!
ここからは、これから出産を迎える方々へ、お子様のいらっしゃる医師からよせられた応援メッセージやアドバイスをご紹介します。
【一人で抱え込まず、周囲を頼って!】
- ウィズコロナ期の妊娠・出産には、不安要素も多いと思いますが、決して一人で抱え込まず、配偶者や職場の同僚などに支えてもらいながら(支えてもらうのは全く悪いことでは無いので)、親子ともに無事な出産を迎えられますよう祈念します。個人的には第五子が来月生まれるのを楽しみにしています。(男性,40代,外科系)
- 新型コロナで、父親も面会できない事もあるかと思います。ストレスの中で出産・育児をされるのでうつ病、心身症にならないように社会全体でサポートするシステムが必要です。(男性,70代,小児科系)
【立ち会い出産のすゝめ】
- コロナで立ち会い出産ができない状況が続いていますが、何とか立ち会い出産を可能にして差し上げてほしい、立ち会い出産をしてほしいです。産まれてからは本当に眠れず、大変な日々が始まりますので、今のうちにとにかくゆっくり休んでください。(女性,30代,整形外科系)
- 立ち会いする時は周囲の協力も必要なので、希望するなら出産前から周囲の協力を率先しておくと、いざと言う時頼みやすかった。出産は何度も経験できるものでもないので、男性もできるだけ関わって欲しい。(男性,30代,内科その他)
【出産は神秘、子育ては楽しい!】
- 子育ての不安はあると思いますが、私は今までの経験の中で子育てほど楽しくやりがいがあることはありませんでした。仕事よりも醍醐味がすごいです。なんと言っても思い通りにならないのがワクワクします。ぜひ子育てを楽しんでください。(男性,50代,小児科系)
- 出産、子育ては大変ですが、自分の遺伝子が切れずにつながっていくと考えれば多少の苦労は耐えられると思います。(男性,50代,循環器科系)
- 可愛いうちに子供と十分に触れ合っておきましょう(男性,50代,整形外科系)
【事前準備、夫婦の協力が大切】
- 夫は育児家事を自分ごととしてしっかりやるが、それは人から勧められて産後クライシスについての本を一緒に読んだからかもしれません。(女性,30代,内科その他)
- 両親教室があれば受けておく、情報を多く出産前に入れておくことが大切です。(男性,70代,産婦人科系)
- パートナーのサポートがその後の働き方に直結すると思います(女性,20代,内科その他)
- 生まれる前から保育園を探せ!(男性,40代,外科系)
コロナ禍の出産や子育てを巡っては暗いニュースで胸が痛くなることもあるかもしれません。しかし、今回の調査でもコメントが寄せられたように、皆さんの出産にエールを寄せる方々は大勢おり、コロナ禍でも安心安全な出産ができるよう、多くの医療従事者が一心に努力を続けています。どうか、皆さまの出産が健やかで、無事に元気な赤ちゃんと出会えますように。
関連するQ&A
関連する記事
このトピック・症状に関連する、実際の医師相談事例はこちら
病気・症状名から記事を探す
- あ行
- か行
- さ行
-
- 災害
- 再放送
- 子宮外妊娠
- 子宮筋腫
- 子宮頸がん
- 子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん
- 子宮頸がん検診・検査
- 子宮頸がんの症状
- 子宮頸がんのリスク・予防
- 子宮内膜症
- 脂肪肝
- 手術
- 出産後の症状・悩み
- 出産準備・入院
- 食事・授乳・ミルク
- 食欲
- 心臓病
- 自閉症
- 女性
- 自律神経失調症
- 腎炎・腎盂炎
- じんましん(蕁麻疹)
- 膵臓がん
- 睡眠
- 髄膜炎
- 頭痛薬、副作用
- 性器の異常・痛み
- 性器ヘルペス
- 性交痛
- 成長(身長・体重など)
- 性病検査
- 性欲
- 生理痛(生理・月経の痛み)
- 生理と薬(ピルなど)
- 生理不順・遅れ(月経不順)
- 摂食障害
- 切迫早産
- 切迫流産
- セミナー・動画
- 前立腺
- その他
- その他アルコール・薬物依存の悩み
- その他胃の症状・悩み
- その他うつの病気・症状
- その他エイズ・HIVの悩み
- その他肝臓の病気
- その他外傷・怪我・やけどの悩み
- その他心の病気の悩み
- その他子宮頸がんの悩み
- その他子宮体がんの悩み
- その他子宮の病気・症状
- その他出産に関する悩み
- その他腫瘍の悩み
- その他消化器の症状・悩み
- その他腎臓の病気・症状
- その他生理の悩み・症状
- その他臓器の病気・症状
- その他皮膚の病気・症状
- その他卵巣がんの悩み
- その他卵巣の病気
- その他流産の症状・悩み
- た行
- な行
- は行
- ま行
- や行
- ら行
協力医師紹介
アスクドクターズの記事やセミナー、Q&Aでの協力医師は、国内医師の約9割、33万人以上が利用する医師向けサイト「m3.com」の会員です。
記事・セミナーの協力医師
-
白月 遼 先生
患者目線のクリニック
-
森戸 やすみ 先生
どうかん山こどもクリニック
-
法村 尚子 先生
高松赤十字病院
-
横山 啓太郎 先生
慈恵医大晴海トリトンクリニック
-
堤 多可弘 先生
VISION PARTNERメンタルクリニック四谷
-
平野井 啓一 先生
株式会社メディカル・マジック・ジャパン、平野井労働衛生コンサルタント事務所
Q&Aの協力医師
内科、外科、産婦人科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、循環器科、消化器科、呼吸器科をはじめ、55以上の診療科より、のべ8,000人以上の医師が回答しています。