延命治療(胃ろう)について
person70代以上/女性 -
87歳になる母のことで相談です。脳出血を起こし認知や経口摂取が困難となり、ミキサー食を約2年食べていました。先月2回目の誤嚥肺炎を起こして入院、口から食べれなくなり経鼻経管栄養や点滴で栄養を取ろうとしますが、認知症からなのか管や点滴を抜いてしまいます(前回も同じ)抜かないように足に点滴をしてきます。
先生からは、このまま点滴を続け看取るか、胃ろうをするか決断を迫られています。
認知症が進んでいますが、私のことは理解できています。喋ることが正しくできなく、聞き取れないことや間違えたりします。ただ、何となく私は理解できることは多いのと、こちらの言っていることは分かってそうです。
胃ろうについて聞いたら、やってもいい、あなたに任せると言われました。
胃ろう(延命治療)をするか悩みすぎでつらいです。
胃ろうをすれば、まだ生きれて、コロナで月1回くらい顔を見れます。でも、つらいか分からないけど今以上の日々が続きます。元気になって家に帰って1人でも暮らすともいいます。(認知症の影響かもしれませんが)
胃ろうをしなければ、あと1ヶ月程度の命、もう会えないし何となくわかるコミニケーションが取れなくなります。自分はいいから貴方は自分でしっかりしなさいとも言われたことを思い出します。
母の任せるはどっちにも解釈でき、自分のき気持ちは、延命をしてもつらい思いをするかもしれないし、生きていることで嬉しかったりもします。
母は私(男)を高齢出産で産んだ一人っ子です。
1人が参考になったと投票
各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。
本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。
呼吸器内科の医師が回答
よしよし様
ご心配のことと存じます。
同様の状況ですと、小生の勤務する地域の場合、8~9割が看取り、1~2割が胃ろうを希望されるように思います。
ご本人に判断力はないことが多いですので、ご家族代表でご本人の治療費・介護費用などをご負担いただく方の判断になると思います。
ご本人のためというより、私(ご家族)が生きていてほしいから、という理由で胃ろうを希望されることが多いように思います。
コロナのこともあり、病院や施設でクラスターなどがあると、ご家族のご自宅で胃ろうの管理をしていただくこともありうると思います。地域によっては入れる施設がなく、はじめから在宅での管理が必要なこともあります。
また、延命期間が5年以上におよぶこともあり、ご家族の精神的・肉体的・金銭的なご負担も大きいと思います。
胃ろうをはじめたあとでも看取りはできますが、胃ろうへの栄養剤の注入を意図的に中止することになりますので、現時点で看取りを選択されるよりも精神的にハードルが高くなると思います。通常何らかのトラブルで注入ができなくなるまでは胃ろうを続けざるを得ないのが現状です。
他、胃ろうの手術で1週間以内に1割程度の方が亡くなるリスクがあると言われております。また、胃ろうをしても誤嚥性肺炎は予防できないといわれておりますが、長期の延命が期待できる方もいらっしゃいます。
ご参考になれば幸いです。
このままスマホで受診・処方を受けたい方へ
【24時間予約受付中】オンライン診療の詳細はこちら
患者目線のクリニック