【体験談】浮腫が酷かった、別の病院を受診し、重度の腎機能低が判明
- 作成:2023/12/06
本記事では、かかりつけ医では「年相応」の腎機能と言われていた中、浮腫が酷かったことで81歳のときに別の病院を受診したところ、重度の腎機能低下が指摘された80代男性患者さんの治療体験談を紹介します。
この記事の目安時間は6分です
診断された経緯
私がCKDを診断されたのは、1年前、81歳のときです。
当時、自覚症状として、全身の浮腫や倦怠感がありました。今の主治医と出会う前に、開業医で血液検査をしてもらっており、クレアチニンなど、腎臓機能の異常が疑われるような結果が出ていましたが、年相応との診断でした。
しかし、あまりにも身体の浮腫が酷かったので、不信に思い、紹介状をもらって今の病院を受診し、検査を受けました。その結果、透析の可能性もあるくらいの腎機能の低下があり、肝臓、腹部、心臓へ水が溜まっている腎嚢胞の診断を受けました。また、今のところ、透析まではしなくてもいいということでした。
診断後の治療
診断後、降圧剤、利尿剤、甲状腺の機能を上げる薬による治療を行いました。
その後、リンを抑える薬が追加になりました。また、心不全の疑いもあったため、心不全に対する薬も追加しました。
さらにその後、極度の貧血にもなり、貧血気味の状態が続いたことから、貧血の薬も追加しました。
現在、診断時よりも、浮腫は改善し、体重は15キロ減となりました。
血圧や腎機能の値も安定しています。
利尿剤の影響で昼夜とも頻尿はありますが、内服薬のみの治療で落ち着いていると感じています。
CKDになって困ったこと
漬物やお味噌汁、大福など、いままで食べていたものが食べれなくなったことです。カリウム制限により、今まで日課にしていた果物が食べられなくなり、楽しみがなくなりました。また、塩分制限もあり、味の薄いものしか食べられなくなりました。
治療開始前の人に伝えたいこと
やはり、減塩と健康診断を受けることが大切だと思います。
自分の場合だと、浮腫が出ていた時点ですぐに他の病院で診てもらっていれば、ここまで腎臓機能は落ちていなかったかもしれないと思っています。
ただ遅くなってしまったとはいえ、他の病院を受診して治療を始めていることにより、透析を免れることができています。もしも元の病院のまま、治療を開始していなかったら命の補償もなかったかもしれないと思うと、受診してよかった、治療してよかったと思います。
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