【体験談】50代で即入院し透析治療、職場で息苦しくなり受診
- 作成:2023/12/06
本記事では、48歳のとき職場で息苦しくなり受診すると、即入院し透析治療を受けることになった、50代男性患者さんの治療体験談を紹介します。
この記事の目安時間は6分です
診断された経緯
私が診断されたのは、2年前、49歳のときです。
職場で息苦しくなり、階段を2、3段登るだけで息があがり立っていられないようなありさまでした。
すぐに近医を受診し、簡易な血液検査を行うと、クレアチニンが8になっていました。総合病院に紹介状を書いてもらい、受診すると、即入院するようにいわれ、人工透析が必要と宣告されました。
診断後の治療
入院直後は膀胱に管を入れ尿を排出し、合わせて利尿剤、血糖降下剤を服用して、体の水分を抜く作業を1週間ほど継続しました。
その間に、透析を行うためのシャント手術をしました。麻酔の効きが悪かったのでとても痛かったです。 私の血管が細く、深いところを通っているため、何回も針を刺し直し、痛かった記憶があります。
最初の入院は1ヶ月でした。 その後、血管がよく詰まってしまいうことから、PTA(経皮的血管拡張術)という血管の狭窄部を膨らます手術を3ヶ月から6ヶ月に1回受けています。 あまりに狭窄がひどいので人工血管を2本入れてようやく落ち着いてきました。しかし、いつ狭窄があるか分からないのと、度重なる入院とで仕事ができないため、腹膜透析に変更しました。
現在は、週1回の血液透析と腹膜透析の併用を行っています。
CKDになって困ったこと
現在、薬を13種類服用しています。食直前、食直後、食後など、飲み方や時間帯がバラバラで、薬の管理だけでも大変です。
食事も、水分の摂取量が限られ、生野菜やタンパク質の摂取も制限を受けています。
塩分はもってのほかです。塩分を取りすぎると喉が乾き、水分を多く取ってしまうためです。
治療開始前の人に伝えたいこと
腎臓は物を言わない臓器とはよくいったもので、タンパク尿が出ていたのに放置していても、重症になるまで症状が出ませんでした。
ちょっとでも健康診断の数値が悪かったら近医に受診することを強くおすすめいたします。
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