40代後半、月経不順と同時に、疲れやイライラも。子どもに八つ当たりしてしまい…
- 作成:2025/01/08
更年期障害は、閉経の時期に影響を受けるため、症状が現れる年齢は人によってさまざまです。体や心の不調を感じていても、それが更年期によるものかどうかわからず、一人で悩まれている方も多いのではないでしょうか。高齢出産を経験したDさんは、「更年期障害かもしれない」と感じてすぐに婦人科を受診。自分に合った治療を受けることで、症状が改善されたと話します。
この記事の目安時間は6分です
診断された経緯
「更年期障害」と診断されたのは、47歳のときです。43歳ぐらいから月経(生理)不順が続いていて、45歳のときには、半年に1回のペースになっていました。月経不順と同時に、疲れやイライラも感じるようになりました。その頃、二人の子どもたちが幼稚園に通い始めたこともあり、子どもたちに八つ当たりしてしまうこともありました。
私は、40歳と41歳で出産し、その前に5年間不妊治療を続けていたので、閉経も早いだろうと思っていました。月経のリズムが崩れてきて、疲れやすくなったり、子どもたちに対しての怒りの沸点が低くなるのを感じて、、「いよいよ更年期が始まったのかな」と思い、更年期障害の症状についてインターネットで調べました。、すると、自分に当てはまる症状が多く、サプリメントを試してもあまり効果を感じなかったことから、病院を受診しようと思い、子どもを出産した際に診ていただいた医師に相談することにしました。
最初に受診した時は、まだ完全に月経が終わっていたわけではなかったのですが、血液検査の結果、「女性ホルモンは閉経に近い数値」と言われ、症状も踏まえて更年期障害と診断されました。診断結果を聞いたときは、「やっぱり」という気持ちになりました。子どもたちにイライラする原因もわかり、少しほっとしたのを覚えています。
診断後の治療
最初の3か月は、医師のすすめもあり、漢方薬(加味逍遙散、抑肝散)とサプリメントを服用して、様子を見ました。漢方薬は、ゆっくり効いている実感があり、ホットフラッシュの症状が少し良くなりました。ただ、イライラに関してはあまり改善されなかったので、医師と相談して治療法を見直すことにし、ホルモン補充療法(HRT)を始めました。
ホルモン補充療法(HRT)はここ2年半ほど継続していますが、気持ちが安定するなどの効果を感じています。ただ、治療を始めた当初は、月経が再開し、その周期も不安定であったため、予定が立てられずストレスを感じていました。医師に相談し、薬を半分の量にすると、再び月経は来なくなりました。月経が止まったことで、生理前に感じていたイライラもなくなり、今が一番よい状態です。
治療開始前の人へ
少しでも不安なことがあれば、まずは病院に行くことをおすすめします。更年期障害の症状は、人によってさまざまなので、分からないことも多いと思います。でも、少しでも不安な気持ちがあれば、まずは、医師に相談することが大事だと思います。
医師は、ささいなことでも話を聞いてくださると思うので、あまり怖がらずに、ちょっとした不安や悩みを相談するぐらいの気持ちで受診してみるのがよいのではないでしょうか。
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