膵頭部十二指腸切除術を受ける件で、色々アドバイス頂き各先生方には感謝しております。
ほぼ、手術するつもりですが、写真を添付致しますので、これは明らかにIPMNなのでしょうか?
以下の文では悪性か良性か判断出来なかったとの事ですが...写真からご判断頂けますか?
宜しくお願い致します。
>膵管鏡 所見 膵管鏡で採取された組織です。3片ほど採取されています。
組織学的には、うち一ヶの組織には、フィブリンとともに、核が軽度に腫大し核縁が
やや不整でクロマチンの膿染した細胞が、集塊を成しており、乳頭状構造を
認めます。上皮成分のみが認められており、壁との連続性は不明瞭です。
扁平上皮化生を呈する部分も認めます。深切り標本では扁平上皮化生が目立ち、また増生はやや強くなりました。この細胞には、MUC1:陰性〜弱陽性,MUC2:ごく少数陽性,MUC5AC:陽性,MUC6一部の細胞に陽性で、胃型粘液を考える染色態度です。p53:弱陽性wild type,Ki67:基底膜側付近に陽性細胞留まるでした。以上より乳頭状増生を認めることと、胃型粘液形質を呈することからIPMNとしても矛盾しませんが、化生も認められたことから反応性変化やPan Inも否定しがたく、また細胞量が少ないことからこれ以上の詳細な評価は困難です。手術検体での評価が望まれます。上記診断に留めます。
この標本からはhigh-grade/IPMC以上の所見は認めません。残り2ケはより小片で、線維化を伴う膵組織が採られており深切では軽度核腫大を示す、扁平上皮化生を疑う上皮片が含まれます。主膵管狭窄の原因精査の為の膵液細胞診にて、乳頭状の細胞が検出されたことから、主膵管型IPMNを疑って膵管鏡を施行しました。乳頭状腫瘤は認めませんでしたが、膵頭部の膵管には壁肥厚を認め悪性や慢性炎症など鑑別に生検を3カ所施行しました。